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第20話
「ふーん……悪い子だね、純は。それじゃ当分あげられないな」
彼は目をスーッと細め、中心をゆるゆると刺激しながら言った。どんな仕置きをしようか企んでいる様子の彼。しかし、そんなことよりも、もどかしい刺激から早く解放されたくて身動 ぐ。
「はぁ……も、イカせて、くださっ……」
耐えきれずにそう言うと、彼はとても驚いた顔をする。
小さな声ではあったが、俺から「おねだり」をしたのに気を良くしたのかもしれない。先ほど仕置きしようと考えていた彼からは考えられないほど、優しい声音で言う。
「じゃあ、ちゃんと謝って」
「……逃げようとして……ごめん、なさい」
そう言うと頭をくしゃりと撫でられて、根本をせき止めるのをやめて明確な刺激を与えてくる。ぐちゅぐちゅと擦られれば、その感覚に堪えられなくなって、熱を放つとそのまま意識を失った。
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