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第123話 (正和視点)
恥ずかしい所を全部俺に見せる体勢で、強過ぎる刺激を自分で与えて喘ぐ姿は本当可愛い。
「じゃあ良い所教えてあげるから、もう嘘つかないでね」
抜き差ししている純の手に、優しく俺の手を添える。純の二本の指と、俺の一本の指が一緒に入り、純は驚いた顔をした。
「ぁ、や……なんか、変、あぁっ」
純がいつも良い声を出す場所を、よく啼いてくれる触り方で、純の指の上から刺激する。
「はぁ、ん、だめっ、だめ……っ」
純がダメだと言うので手を止めてズルリと引き抜く。我ながら意地悪だな、とは思うけど、可愛い反応をしてくれるからやめられない。
名残惜しそうに声を上げて、眉尻を下げながら俺を見てくる純。
「今みたいにやってごらん」
優しく言ってやると、純は泣きそうな顔で再び指を入れた。卑猥な音を立てながら、腰を揺らす純の瞳から涙がポロポロ溢れて甘い吐息を零す。
「んっ……ふ、あっあぁ……だめ、イく、あっ、あぁあぁん」
純は一際高い声を上げて、体をビクビクと震わせた。相当刺激が強かったのだろう。目の焦点が合っていなくて、口をぱくぱくとさせている。
「よくできました」
そんな純の体を優しく抱き締めて頭を撫でてやると、嬉しそうに微笑んでキスを強請ってきた。チュッと重ねるだけのキスをして、純の根元についた拘束具を外してやり、軽く扱く。
「やっ、はあぁん」
大量の白濁液がビュクッ、ビュクッ、と少しずつ零れ出て、ぴくぴくと厭らしく震えた。
「どういう風に抱かれたい?」
「え……」
純は顔を赤らめて困惑した様子で俯く。
別に意地悪したいわけじゃない。純が望むなら意地悪もするけど、単に今度は純を満足させてあげたくて聞いた。
「純の望み通りにしてあげる」
「……優しく、して」
俺のシャツをキュッと掴んでくるその顔が可愛くて、ガチガチに興奮した中心に更に熱が集まった。ズボンと下着がとても窮屈に感じる。
「いいよ」
純の後頭部に手を添えて、そっと押し倒し、シャツを脱いで、ズボンのベルトを外す。下着ごとズボンを取り去って、純に覆い被さった。何度か啄むような口付けをして、薄く開いた唇に舌を割り込ませて歯列をなぞる。
舌を舐めると純も自分からチロチロと絡めてきた。拙いキスだが、可愛くて気持ちが高ぶる。舌を絡めて吸い上げて、ゆっくり唇を離す。
耳にもキスをして中を犯すように舌で舐めると、純の昂りからはトロトロと透明の液が零れた。そのまま首筋を伝って鎖骨、胸にもキスを落とす。時折吸い上げて印を付けると、純は可愛く声を上げて、蕩けた顔をする。
「はぁ……正和さん、入れて……っ」
いつもなら自分からは言わないのに、潤んだ瞳で可愛く催促してくる純。優しく愛撫していたつもりが、焦らしと捉えられたのかもしれない。今日は少し苛め過ぎたかな、なんて思いながら足を開かせて、蕾に屹立したものを押し当てる。
「入れるよ」
純の太ももを掴んでグッと腰を押し進め、久しぶりの感覚にイきそうになるのをこらえる。
「っ……」
少し落ち着いてから動こうと思うのに、中が厭らしく収縮して誘い込んでくる。
「正和さん……?」
眉を顰めて堪えていたら「早く」と言わんばかりに腰を揺らされた。甘い声で、可愛い顔で、強請るように名前を呼ばれて中心は更に質量を増す。
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