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第163話 (正和視点)

 昨日は夕飯を食べた後、純が眠そうにしてたので早々に寝る事にした。本当はもう少しイチャイチャしてたかったけど、今日も休みだし大人しく寝かせてあげたのだ。今はすやすや眠る純の布団をそっと捲って観察中。  パジャマ姿でベッドにいるのって、凄くエロいと思う。ただ座ってるだけでも、寝ていても何だか物凄いそそられる。  普段着と違ってリラックスできるように余裕があるからだろうか、色気だだ漏れの無防備な姿は本当エロい。  パジャマのボタンに手をかけて、ゆっくりとそれを外していく。起こさないように慎重に。 「……やだなぁ、純たら」 (色気がないんだから、もう)  パジャマのボタンを外し終え、前をそーっと開くと、中にラウンドネックの白いシャツを着ていた。これを起こさずに脱がすのは難易度が高い。 (んー)  裾をたくし上げるのも良いけど、こんな物を着ている純にはちょっと悪戯。恐らく寝込みを襲われない為の対策だろう。  そんな反抗的な事をした純にちゃんと後悔させてあげる。 「ん……」  シャツの上から口付けて、唾液で湿らせると小さく身動いだ。口を離すと濡れたシャツがぷっくり勃った乳首に絡みついて透けている。  反対側の胸も同じように口に含み、舌先で軽く突っついて、カリッと噛んでやると純は目を覚ましてしまった。 (あ、失敗。もう少し楽しみたかったんだけど……まあいいや) 「んっ、え、正和さん何して……」  動揺して押し返してくる純の手首を掴み、見下ろす。 「このシャツ、どうして今日は着てるの?」  にっこり微笑んで優しく訊けば、怯えた表情で視線を彷徨わせる。俺が咎めるように言うと必ず可愛い反応を見せてくれるからたまらない。 「それは……正和さんが、襲ってくるから……」 「ふーん?」  言い訳するように話す純の言葉に目を細め、聞き返すように相槌を打つ。可愛い純は眉尻を下げて、喉をゴクリと鳴らし泣きそうな顔で言った。 「色気まき散らしてる俺が悪いって……いつも言うから……っ」 「まあ、そんなに肌触られるのが嫌なら今日はやめとくよ」 「へ……?」 「直接は触らない」  そう言ってシャツ越しに濡れたそこを摘まむ。クリクリと捏ね回して、押し潰したり引っ掻いたりすると、もどかしそうに体を捩って吐息が甘く色づいた。  抵抗してくる純の手首を押さえつけたまま、しばらくそんな事をしていると、純の息は上がり膝をもじもじと擦り合わせる。

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