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第174話 (正和視点)

 今日は初めてだからこのプレイが嫌いにならないように、優しくイジメてやるつもりだ。 (だけど……やばい。凄く可愛い)  せっかく色々考えていたのに、初めからパンツも履いてなくてエロい格好してくるものだから。 (理性もつかな……)  とりあえず一回抜かないと厳しいかもしれない。  尻尾付きのバイブを取り出して、それにローションをかける。怯えた様子で俺の手元を見ている純が可愛くて、頬が緩みそうになるのを、目を細めて口角が上がらないよう耐えたら、少し冷たい表情になったかもしれない。体をビクッと僅かに震わせ、手を握りしめている。 「四つん這いで、お尻こっち向けて」  ゆるゆると頭を左右に振る純の頬を撫でて、優しい声音で冷たく告げる。 「……俺、悪い子は嫌いだよ」 「~~っ」  瞳にじわじわと涙を溜めて悲しそうな顔をする。『嫌い』は少し言い過ぎたかな。でも今にも泣き出しそうなその顔は凄くそそられる。  本当はそのままぐちゃぐちゃに泣かせてやりたいが、じっくり可愛がりたいので今はやめておこう。 「良い子にできるよね、純?」  固まって動けないでいる純に再度優しく声をかけてやると、絨毯の敷かれた床にゆっくり手をついて、お尻をこちらに向ける。  太ももを掴むと脚全体が強張って、いつもよりぎこちない。 「可愛いね。緊張してるの?」 「だって……これから何するのか、分かんないし……」  純は消え入りそうな声で、泣きそうになりながら呟いた。不安でたまらないといった様子の純を落ち着かせるように優しく話す。 「俺の言うとおりにしてれば良いよ。力抜いて」

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