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第192話
「はぁ、ん……やだ、もうや」
(イきたくない!)
「気持ちいんだろ? 素直になれよ」
「やめてっ、お願い、やめ……あっ」
イきそうになるのを必死に耐えるが、追い上げるように刺激され目の前が真っ白になる。
「は……ぁっ……」
腰がビクビクと震え、あっけなくお腹に白濁液が飛び散った。
(あ、あ……う、そ……出ちゃった……どう、しよう)
「そーんな泣くくらい良かった?」
「じゃあ次は俺たちの番だな」
そう言って体をひっくり返され四つん這いにさせられる。
「っ、もうやだ、やめ」
起き上がろうとすると前髪をガシッと掴まれて赤髪先輩の方を向かせられる。
「なーに言ってんの? 純くんのこと気持ち良くしてやったんだから、俺達のことも気持ち良くしろよ」
「イイ色してんじゃん」
蕾を撫でられてぞわぞわと鳥肌がたつ。
「そこはやだ……お願いだからやめ」
「じゃあフェラしてよ」
「っ……」
「どーするー? 俺は気持ち良ければどっちでも良いんだけど?」
そう言って眼鏡先輩はベルトを緩めズボンの前を寛げる。
「いーの? カレシ以外の入れちゃって」
揶揄うように言いながら、熱く猛ったそれで後ろをつついてくる。思わず腰を引いて逃げようとしたら、がっしりと掴まれた。
「や、やだ、やめてくださいっ」
「じゃ、早く舐めて」
そう言った先輩は腕を掴んで強引に後ろを向かせてくる。
「歯立てたら純くんのも同じようにするからね~」
ピアス先輩が背後からカッターをカチカチならして、自身を撫でる。恐怖と気持ち悪さで震える口をゆっくり開き、嫌悪感からか生臭く感じるそれを含む。
気持ち悪い。吐き気がする。
「ぅ……っ、ん」
(……大丈夫)
大丈夫、こうやって全部処理すればすぐ終わる。いつまでも続くわけじゃない。もう少し我慢すれば終わる。
(早く終われ……。早く終われ)
ボロボロと大粒の涙を零しながら、必死に自分へ言い聞かせて、早く終わって欲しくて一生懸命咥えた。
「っ、ん、ん」
「あーイイ。思ったよりうまいわ」
「んじゃ、俺は後ろ入れちゃお~」
(っ!?)
「かわいそー。頑張ってフェラしてんのに」
「俺はフェラで良いなんて言ってねーし?」
(そん、な……っ)
三人はおかしそうにクスクス笑う。
「ほら、カレシのチンコどんなか思い出してみ? 気持ちいんだろ?」
「おー、イヤらしくくねってる」
眼鏡先輩は俺の頭を強く押さえつけると、自分で腰を振り始めた。乱暴に出し入れされるそれにえずき、後ろで聞こえるカチャカチャとしたベルトを緩める音に体が強張る。
「うっ、ぁ……ぐ」
「出すぞ」
そう言って口からようやく離れたと思ったら、顔に生暖かい液体が飛んできた。休む間もなく腰を掴まれ、硬くて熱をもったものが蕾にピタリとあてがわれる。
「やめ、やめてっ、いやっ!」
(やだ! 正和さん……!)
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