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第278話
「や、ぁ、いくっ……いく、あっぁ……」
ヂュッと乳首を吸われて、欲望を爆ぜさせる。絶頂を迎えた後も舐められ続けて、体がビクビク震え、頭がクラクラした。
顔を上げた正和さんと目が合って視線を下に逸らす。
「はぁ、……ぁ、汚して、ごめんなさい」
白濁としたもので服がべったり汚れている事に気づいて謝ると、彼は目を細める。
「あーあ。この服高かったんだけどなあ」
「っ……」
そんな事、普段は気にするような人ではないのに。意地悪な事を言って俺を困らせる。
「ごめんなさい……っ」
再度謝るが、彼は考えているのか無言だ。何を言われるのか怖くなって眉尻が下がる。
「綺麗にするから……ゆるしてください……」
「……舐めて綺麗にしてくれるの?」
「っ……」
小さくコクリと頷く。自分の出したものを舐めるなんて、本当は物凄く嫌だけど。他の恐ろしいお仕置きを言い渡されるよりはましだ。
だが、彼はクスッと笑う。
「……まあ、良いよ。洗えば落ちるだろうし」
そう言って、俺の頭を撫でた。許してくれた事にほっとして体の力が抜ける。
「今日の純、なんか凄く可愛いね。どうしたの?」
「どう……って、別に何も……」
「いつももっと抵抗するのに……なんか素直」
だって、逆らうと意地悪酷くなるし、素直にしていた方が正和さんも優しくしてくれる。
「……だめ?」
「ううん、可愛い。あ、解くね」
そう言って、手首と足首を繋いでいた縄を解く。皮膚に食い込んでいた縄の跡がうっすら赤く浮かんでいて厭らしかった。
ずっとM字に足を開いていたせいか、股関節が少しだけ痛い。
「……入れるよ」
正和さんは俺の両足を掴んで、膝の裏側をぐっと押した。足が上に上がった状態で、蕾に彼のものが押し当てられる。
ズブリ、と一気に侵入してきて目の前がチカチカした。
「あっぁぁ、ふか、い……奥、くるし……」
唇にキスされて舌を激しく絡め、容赦なくガツガツと犯してくる。パンッパンッ、と皮膚が触れ合う音。グチュッ、ヌチャッ、と結合部から響く厭らしい水音。喘ぎ声は激しいキスに飲み込まれ、代わりにピチャピチャと音が響く。
唇が離れて大きく息を吸うと、首筋に吸いつかれた。
「あっぁ、あっ……前も、触ってっ」
「だーめ。このままイって」
「あっ、そんな……はぁ、ん」
今日一度も触られていないそこは、パンパンに張り詰めて刺激を求めて疼く。
だが、苦しいから触って欲しいと言う感覚は正直なくて。このまま触らなくても大丈夫になってしまいそうで、男じゃなくなってしまうようで怖かった。
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