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第404話
「じゃあ、まずは純が一人でしてるとこ見せて」
「っ……」
「俺としたいんでしょ?」
そう言いながら耳をすりすり撫でられると、そこからゾクゾクッと熱が広がって期待に体が震えた。
「やらしー顔。ほら、ベッド上がって?」
促されるままベッドに行って、そろりとズボンを下ろし、パンツも脱ぐと、正和さんも近くまで来て、ベッドの端に腰掛けた。
「――――見せてくれないの?」
不思議そうに聞いてくる彼は、やらなければ行ってしまいそうな雰囲気で、ためらった末に、萎えかけていたソレに手を伸ばす。
さっきみたいに、優しく握って徐々に高めていくと、一度限界近くまで上り詰めたソレは敏感で、あっという間に大きくなった。
「はぁっ……っ」
静かな部屋に、腕を動かす衣擦れの音と、俺の荒い息遣いばかりが響いて、変な気分になってくる。その上、正和さんの視線も強く感じて、先端からじわりと先走りの液が零れた。
「ヤラシイ。純って見られると興奮するんだ?」
「そんな、こと」
「ほら、我慢汁すごいよ」
正和さんは鈴口に指先で軽く触れると、見せつけるようにゆっくり指を離す。すると、透明の液体が厭らしく糸を引いて、とろりと下に零れ落ちた。
すごく恥ずかしくなってきて、かぁーっと頬を赤く染めて顔を逸らせば、今度は何かをそこにかけられる。
「っ……な、なに」
不安になって確認すれば、正和さんはローションのボトルを傾けていた。冷たくて少し粘度のある液体を満遍なくかけられて、思わず身震いする。
「ほら、手止まってる」
咎めるように言われて、慌てて手を動かせば、ヌルヌル滑る感触に全身がゾクゾク震えて、おかしくなりそうだった。気持ち良すぎて、うずくまるような体勢になりながら夢中で扱く。
「っ……はぁ…あぁっ、待って、これ…っ、いく、ぃ…く」
「ローションつけると気持ちいいでしょ。でもまだだよ」
肩を掴まれてコロンと後ろに倒され、仰向けで正和さんのことを見上げる。はあ、はあ、と胸を喘がせながら呆然と見つめれば、正和さんはニヤリと笑った。
「後ろも触ってごらん」
「~~っ」
恥ずかしくて嫌だ。
だけど、この状態で終わりにするのはもっと嫌だ。
仕方なく膝を立てて、おずおずと後ろに手を伸ばし、ローションで濡れた指をそっと中に忍ばせる。
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