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第405話
「んっ……っ」
しかし、この体勢だと指があまり届かなくて、すごくやりづらかった。それに恥ずかしい所が全部丸見えで、正和さんに見られているのかと思うと、動きもぎこちなくなる。
「っ…はぁ、ん」
ぐちゅ、と厭らしい音を立てながら二本目の指を入れて、解すように優しく指を動かした。ゆっくり内壁を撫でて、何度か抜き差しすると、入り口が柔らかくなってヒクヒクと収縮し始める。
けれど、ちっとも気持ち良くなくて少し乱暴に動かした。掻き回すように指を大きく動かせば、たまたまイイトコロを掠めて、思わず嬌声を上げて背を仰け反らせる。そのまま荒々しく抽挿すれば、自然と腰も揺れて、鈴口からはねだるように先走りの蜜が零れ落ちた。
「ぁ、ぅ……正和、さん…っ」
二本の指なんかじゃ全然足りなくて、三本目の指を入れて中を掻き回す。
正和さんとくっつきたい。正和さんので中をぐちゃぐちゃに掻き回されたい。そんなこと、思うだけでも恥ずかしくて、なかなか口には出せないけれど、体は正和さんを求めて戦慄 いた。
正和さんの方を向くと、スーッと細めた意地悪な瞳と視線が絡んで、かあーっと顔が熱くなる。
「はぁ、ぅ……あっ、ああう……っ」
見られながらの自慰行為は、全身が火照って凄く厭らしい気持ちにさせられた。後ろを弄りながら、そろそろと前に手を伸ばし、張り詰めたソレをキュッと握る。
前も後ろも追い上げるように激しく手を動かせば、甘美な刺激に熱い吐息が零れて、腰骨の奥が熔けそうに気持ちよかった。
「あっあぁん、はぁ……い…く、あんん……っ」
それでも絶頂を迎えることはできなくて、イきそうなのにイけないという、もどかしい状態がしばらく続く。
「っ、うぅ、なん、で……あっぁ、まさかず、さんっ」
苦しくて正和さんに助けを求めれば、彼はクスクス笑いながら俺の手を掴んだ。
「違うよ、もっとこう」
「あぁああん……っ」
少し角度を変えられただけなのに、イイトコロをダイレクトに刺激してしまう。
その直後、頭が真っ白になって、びくん、びくん、と体を揺らしながら、久々の絶頂を迎えた。熱い蜜の感触を腹部で受け止めながら、後ろから指を引き抜いて、正和さんの顔を見上げる。
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