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第3話
体位のせいかいつもより深いところを突かれて、足の先から頭の天辺までビリリと快感が伝う。気持ち良くてじわりと浮かんだ涙が、ぽたぽたと彼の胸に落ち、彼は優しく俺の頬を手で拭った。
「正和、さん……あっぁ、ああう」
夢の時のように、ギリギリまで腰を引いて、亀頭を責めるように浅く抽挿する作戦でいくが、そうすると中の敏感な所が擦られて、嬌声を上げながら激しく乱れることになる。それは堪えきれない程の快感で、腰を深く落として一息ついた。
夢と現実ではだいぶ違うことに戸惑いつつ、きゅっと中を締めたまま律動を再開する。できるだけ自分の敏感な所は避けるように大きく上下に動くが、このままだといつまで経っても彼をいかせることはできない。
「あっ、ぁっ、あぅっ」
もうひとつ、夢と違うのは、自分の男根が揺れることだ。腰を動かすたびに、ぶるんぶるんと上下に揺れるそれが凄く目立って恥ずかしい。彼がニヤニヤしながらそこを見つめ、時折撫でるものだから、なおのこと羞恥心に苛まれる。
「はっ、あっあぁ……みない、で、あぁん……っ」
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