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第44話
「え…えぇ、と……」
箱に入ったブツを、ひとつひとつ出してベッドに並べる。
沙綾ちゃんのお手製『ご使用方法』の紙と見比べながら。
わあ、さすがデザイナー。イラストが上手で色分けも綺麗で見やす~い………。
…って、ナニコレ。これでお尻拡げんの?
いや、これぐらいの太さなら、まあ結構すんなり入りそうだけど…
先の方がくの字に曲がってんのがなんかイヤだな…。
『ローションでぐちゅぐちゅになったピンクの可愛いおクチに、ゆっくり挿れてあげよう。
お腹側にイイトコあるから、探してみてね~♡』
う……うん、ゼンリツセンってやつだな…おっけ。
つか、ナニこの人、何勝手にピンクとか決め付けちゃってんのっ!見たことないクセに!
え…?…あれ?見たことない…ハズだよな?
もっと小さい頃には風呂に入れてもらったこともあるけど、でもそんな、いくら沙綾ちゃんだって、幼児 の尻の穴なんて…………
っ───よし!次行くか!
次の項目、行ってみよー!
『十二分に拡げたら、次はこれで中からマッサージ。ウィーン
見つけたイイトコに当てるも良し、奥をガツガツ突くも良し!』
初めてはぎゅうぎゅうに締め付けた方が処女っぽくて可愛いから、細めのバイブにしておきました~♪
って、さすが沙綾ちゃん気が利く~………
まあ、ね…。お尻ガバガバで遊んでる奴だなんて勘違いされんのは確かにヤダけど。
あきくんはそんなこと疑ってこない、と思うし。けど。
でも、やっぱり挿れ慣れてない感あった方がいいよね、うん。
……………うぅ~~っ、もーっ、なんだか色々恥ずいんだけどっ!!
ひとりエッチって玩具使うとこんなに恥ずかしいことになんの!?
………、とにかく、続けよう。
……はぁ…。さて、こっちはなんだ?
『前立腺や奥もいいけど、ネコちゃんならおっぱいも開発してあげましょう。
ピンクローター2つ遣い。始めは先っぽで刺激して、乳首がぷっくり勃ってきたら、同梱のテープで貼ってあげてね!
ダイヤル5が威力最大。いきなり5だと刺激強すぎかも。』
おっ…ぱい……
『乳首で濡れちゃう貴方の可愛さ卑猥さに、王子様もきゅんきゅん♡』
う……うん…。あきくんがきゅんきゅんしてくれんなら、やってみよう…。乳首開発。
『それからこれ、忘れちゃいけない。ヒトリ遊びにもセーフティアイテム。
お尻に挿入するモノには、必ず毎回新しいものを被せてあげましょう。
なんだか良さげなゴム、選んでおいたよ✿(„❛ ֊ ❛„)✿
使用後の清掃もお忘れなく。ノンアルコールの拭き取り剤も同梱しました。』
…そう云うものなんだ。
沙綾ちゃんが教えてくんなかったら、そのまま突っ込んじゃってたかも。
拭くのもウェットティッシュぐらいだっただろうし。
さすが沙綾先生。頼りになる。
『それでは、素適なオナニータイムを!
レッツ しこしこ~♪』
「ッ───!?」
沙綾ちゃんんん~~~っっ!!?
なに急に俗物的な言い方してくれちゃってんの!!
もう一枚重なってることに気付いて、そっちも読んでみればまたコレ、やたらリアルなお尻の洗浄方法だしさ。
いや、ありがたいけども!
そうだよね!まず風呂だよね!!
早速ローション持って風呂場に向かいますとも!!
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