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第48話

電話が切れて・・・ 改めて─── Tシャツを捲った。 そして、初めて気付く。 想像で…? それとも、あきくんの声で……? 弄ったことも弄られたこともない乳首が、開発前だってのにプツンと存在を誇示してた。 それに、下も……。 何も着けてない下半身。 いつもよりもピンクに濃く色づいて、ちょっぴり上を向いてる俺の象徴。 ……なるほど。 ふむふむ。 結局さ、 理想の王子様だから。恋かどうかわからない。 ───なんてのはただの考え過ぎで。 別れる前から気になってたなんて、浮気性の鞍馬とおんなじじゃん!それじゃただのビッチじゃん! そんな事を認めたくないばっかりに悪足掻きしてただけの…… 「───恋だなあ……コレ」 ドキンドキン、キュンキュン。自分の色んな胸の音、聞いたじゃん。 誤魔化しきれない、否定できない、それどころか隠そうともしなかった それは、出逢いから…もう、恋だったんだよ……… ダイヤルを1に合わせてローターの先を乳首に当てる。 「ぁんっ……」 変な声出た。 勃ってるからか、敏感になってるみたいだ。 あきくん、男の喘ぎ声なんて聞いて、イヤにならないかな…? ………いや。だったら『お尻におち○ぽ挿れて』なんて言葉で 反応したりしないハズだ。 解答:あきくんは俺の喘ぎ声を「可愛い」って思っちゃう王子様(オトコ)に違いありません。 そうと分かれば、レッツ乳首開発~! もう、あきくんでイケるの?なんて探り探りで進めてかなくていいから、あきくんに弄られてるトコ想像して開発に専念すれば、オールオッケー! 存分に感じちゃえるじゃん。やったね、俺!

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