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俺が俺でなくなる 薊side
「みずえさん!!」
インターフォンがなったので出てみたらみずえさんだった。
やっとみずえさんと話せる。そう思ったのにみずえさんは連れの男と一緒に車に乗り込んだ
すっかり覚えてしまった男の顔…
追いかけようにも私は運転が出来ない…
…何のためにわざわざここまで来たのだろう…
それに…あの表情…何か怯えていたようだけど…
夜になりみのりさんと話した。
「もしかすると…さなえを帰したいんじゃないだろうか…元はとても優しい人だったと聞いていたし…でも…それが出来ない状態だからわざわざここまで来たのではないだろうか…」
「だったら…調べないと…もしかするとみずえさんも酷い目に遭わされているのかもしれない…」
「茜くんの友人は確か…茜くんに連絡してみよう」
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