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久しぶりのアルバイト
茜は今日は学校に呼ばれている
久しぶりに朝食を準備して茜を送り出し自分の準備をする
「おはようございます」
「おはよ!さなえ」
「あ!葉月さん。お久しぶりです。」
葉月さんは兄と同い年のバイトの先輩。
いつも優しくて暖かい人
「おかえり。良かった。戻ってきたんだね」
「はい。今日から俺朝からはいってます。葉月さんは普段は何を?」
「大学生だよ。神楽坂大学知ってる?」
「はい!!兄と同じだ」
「兄?」
「朝留 ゆずきです。」
「え!!ゆず?」
「はい!」
「サークル一緒なんだよね」
「そうなんですね。よかった。葉月さんみたいないい友達いて。兄は変わってますから」
「猫みたいな所が可愛いよ。懐いた人にしか甘えてこないとことか」
「あははっ」
「あ…でもやっぱさなえに似てるね。そゆとこ」
「そうですか?」
「さなえの笑顔なんてレアだし」
「えー!そんなことないですよ」
「まぁ振り撒きすぎたら茜が気が気でないだろうけどね」
「おーはーよー!!さーなーちゃーん」
「亀さん。おはようございます」
「今日てんちょはおやすみだからよろしくねぇ」
店がオープンして数時間。
朝は割とゆっくりと時が流れる。人の入れ替わりが少ないからだ。
この時間は初めてだから何だか変な感じだ。
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