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それから
部屋の中は清潔感があり嫌な感じはしなかった
「結局何なんですか?」
「ここはねぇオリジナルのアクセサリーを作る工房なんだ」
「え?」
「俺さ葉月先輩と付き合ってるでしょ?」
それは知ってる。葉月さんがかなり惚れていることは見ていてわかる
「実はね先輩誕生日だったんだけど俺さプレゼント渡せてなくて。当日に間に合わなかったんだよね」
「はぁ…で何で俺?」
「この間言ってたでしょ?茜くんに何かしてあげたいって」
「そうですね」
忙しそうな茜に何かあげたかった。
お守りになりそうなものを。でもなかなかこれと言ったものが浮かばなくてそのままになっていた
「なかなか納得できるのがないなら自分で作っちゃえばって思って」
「別に説明してもらってても来たのに…ありがとうございます」
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