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話した結果御木本を預かることになった。 部屋数が多少多いので寝るのには困らないはずだ 「俺大丈夫ですよ。そんな悪いから…」 「ん~?俺が一緒にいたいって言ったら?」 「えっ…」 「いつでも好きなときに帰っても大丈夫だよ。意外にここから瑞季の家近いし。歩いて10分だろ?こんなに近いのに知らなかったね」 半ば強引にうちに住んで貰うことにした。 荷物は最小限にして運んだ 「ここ。使っていいから。ちなみに俺の部屋はこの隣。一人でいたくないときはいつでも来て」 「あ…ありがと…」 「ねぇ…その顔…可愛い」 頬を染めて目を潤ませ伏し目がちな表情が可愛くて思わず口をついて出た言葉に更に顔を赤くした瑞季の額に唇を落とす 「あんまり可愛い顔してると襲うよ?」 「えっ…あの…」 「ふふっ…冗談。荷物おいたらおいで」 「うん」 こうして瑞季との関係が始まる。明日から学校…あいつらもきっと登校してくる… 二人を…瑞季を守らないと…

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