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藍瑠side 「藍…」 涙が止まらない…怖くて全く動けなかった… 「藍…おいで」 動けない俺を圭くんは引き摺るようにして保健室へ連れていってくれた 「藍。俺は怖くない?」 「…」 圭くんはいつも優しいの知ってるから怖くない。 俺をベッドに座らせ圭くんは椅子を持ってきて目線を合わせて話し掛けてくれる 「藍…震えてる…抱き締めていい?」 小さく頷くと恐る恐る圭くんは抱き締めてくれた 涙が後から後から流れて止まらない… まだ少しだけ怖いけどきっと大丈夫だって思ってた…もう平気だって思ってた…俺は男だから大したことないって思ってた… なのに…こんなにも怖い… こんなにも震える… 心細い… 蒼に側にいて欲しい… でも…それは叶わない… 俺よりももっと…辛いのは…苦しいのは… …御木本くんだから…

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