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藍瑠side 学校につくとみんながやってくる 「藍と圭いつから付き合ってんの?お前蒼じゃなかったの?」 「昨日からだよ。沢山甘やかしてくれるんだよぉ。圭くん」 「ずりー!!圭!俺らのアイドルを!」 「ふふっ…羨ましいだろ」 俺を抱き寄せながらニコニコと笑う圭くん。 みんなでじゃれていたら二人が来た 「蒼。御木おはよ」 「おはよ」 「お前らもいつから付き合ってんの?」 「内緒」 「蒼は藍と付き合ってるのかと思ってたよ」 「何だよそれ。仲はいいけどそんなんじゃなかったよ」 あぁ…蒼が…嬉しそうに笑ってる…俺の事なんかこれっぽっちも意識されてなかったんだ… 拳を握りしめ汚い思いを閉じ込めながら笑う 「二人ともお似合いだよね。俺が隣にいるよりしっくり来る。うん!いいね。俺はお邪魔したくないから圭くんとラブラブしよぉーっと。圭くん先生来るまで外いこ」 「藍?おい…どうした?」 圭くんを無理矢理引き摺るように空き教室まで誘う。 扉を閉め圭くんに抱きついた 「圭くん…俺…俺…」 「何も言わなくていいよ。ね?」 「ごめんね…ごめん…圭くん…ごめん…」 圭くんは何も言わず背中をトントンと叩いてくれる。 圭くんの胸に顔を埋め鼓動を感じて落ち着いた… 「ありがとう。教室戻ろう」

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