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夕燈side 「ごめんね、いきなり。蒼の彼氏さんだからずっと話してみたかったんだぁ。綺麗だねぇ」 「いえ…」 「緊張してる?」 「はい」 「ねぇ。単刀直入に言っちゃうね。もう他人に触られても平気でしょ?」 十夜が少しずつ触れていたけれど全く怯えてなかった。 確かに始めのうちは怯え叫び取り乱してた。でも蒼がこの1年ほど側にいたことで少しずつ恐怖は薄れていた。

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