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藍瑠side あれから一年過ぎた。 蒼と御木本くんは相変わらず仲良くて…むしろ前よりずっとずっと距離が近くて…妬けちゃう… でも…大丈夫…俺の隣には今でも圭くんがいるから 圭くんとの関係が始まり半年くらいした頃やっと圭くんと体を繋げることができた。 とても幸せで…とても嬉しくて… …とても…複雑で… 俺は確実に圭くんの事前よりずっと好きになってる… でもね…やっぱり…蒼の事がふと頭を過る事があるんだ… ごめんね…圭くん…今もまた裸で抱き合い眠っている圭くんの顔を見ながらありがとうとごめんなさいの感情が渦巻くんだ… 「圭くん…大好きだよ」 自分に言い聞かせるように呟く。心なしか圭くんが微笑んだ気がした 本当にこれでいい?圭くんを縛り付けていてもいい?俺の勝手な思いだけで…そう思うけれど今の俺には圭くんを手放せる勇気はない… 「んんっ…藍?眠れないの?」 「少し喉が渇いたから目が覚めちゃったみたい。圭くんが激しかったせいだからね」 「ごめんなさい…だって…藍可愛くて…」 「嘘だよ。俺もとっても気持ち良かったから。いいの。もっとする?圭くん大好き」 「俺も大好きだよ。これ以上は藍の負担になるから…我慢する…」 「えぇ…残念」 圭くんはあまり無理強いはしない…たまには縛り付けたりしてくれてもいいのに…だって俺たちは恋人なんだから…そう…恋人なんだから… また目を閉じた圭くんを撫でキッチンへ向かう 圭くんに気づかれないよう静かに涙を流した… このままでいいわけない…こんなに優しくて暖かい人を…俺が縛り付けていてはいけない… 放れる決心をしないと…圭くんには幸せになって欲しいから…

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