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藍瑠side お店に入った初日。研修を受けることになっていた。 相手は大体お店の先輩にしてもらうそうなんどけど俺がオーナーの知り合いってことでオーナーに指導を受けた。 この店は本番有りのお仕事。受け入れる側しかしたことがないけどそれだけではやっていけないみたいで俺の童貞はオーナーに捧げた。 オーナーの中はうねうねしていてすごく気持ち良かった。 男の性なのか…俺は研修が終わった頃には淫らな体に変えられていた。 初めてついた客は常連さんらしくキャストの評判もいい。 普通にお話ししてお風呂に入り体全体を使って彼を洗う。 自ら体を擦り付けるこの行為も静かに快楽へ導いてくれる。 何も考えたくない… 「麗ちゃん。ベッド行こうか」 「はい…真琴さん…」 手を引かれ優しく触れられる。圭くんのことを思い出して胸が痛かった… 「麗ちゃん…怖い?」 頬を撫でられ自分が涙を流していることに気付く… 楽しかったな…あの頃…苦しかったけど楽しかった… 「気持ちよくて涙でちゃった…ごめんね?心配させて。大丈夫だよ。ねぇ…真琴さん…キスしてくれる?」 最後まで甘い甘い時間…圭くん…圭くん…ごめんね…好きになってあげられなくてごめんね… 目の前の人に俺を思ってくれていた人に重ねて小さく啼いた 「麗ちゃん…っ…」 「いっちゃう?俺も…一緒に…っあっ!!」 同時に果てて身なりを整え真琴さんを見送った。 真琴さんは担当キャストを持ってなかったけどこれを境に俺だけを呼んでくれるようになった。

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