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「麗。片付け終わったかい?あ。真琴さん。お手を煩わせてしまいすいません」 「おはようございます。オーナー。無理を言ってすいません。それと…昨日は…申し訳ありませんでした…」 「麗は潮時だったんです。あなたが言ってくれるということは他の人にも伝わってる。だからいいんです。良い切っ掛けになりました」 「俺が…今後は責任を持って彼を幸せにします」 目の前にいる人は見た目も品がありきっとそれなりの地位を持っている人だ。 姿を見ただけでそれが伝わってきた。 そして藍のことを…想ってる…藍の後ろ姿を慈しむように…愛しむように見ていたから… この人が…藍のことを大切に思っている人… 藍は…どうなんだろう…わからない 「オーナーおはようございます…そちらは?」 真咲さんの影になり姿がちゃんと見えてなかったのだろう不思議そうに聞いてくる懐かしい声…前より少しだけ低くなり艶っぽい 真咲さんが俺に目配せし頬笑む 視線に誘導され前に出た。 「藍…会いたかった…」 「あ…お…」

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