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みんなで飲み明かし翌日。 真琴さんが準備してくれたチケットを貰い飛行機に乗り込む 来るときは不安で押し潰されそうだったのに帰りは自分の隣に思い焦がれていた人がいる。 隣で笑ってくれている…こんなにも幸せで… 「蒼?どうした?」 「また藍の隣に戻ってこれて…凄く…嬉しい…」 「…蒼…俺も…嬉しいよ…」 会話がなくったって幸せで…空港では父と… 「藍!!お帰り!!」 「圭くん。」 「また美人になったね。藍瑠」 「御木本くん。」 「藍…」 「佐藤くん!!佐藤くん。ありがとう。蒼に俺のこと…教えてくれて」 みんなが藍を待っていてくれた。 「藍のお帰りなさいパーティーしよぉ!!」 元気一杯の御木本くん。前よりなんだか可愛らしくなった気がする 「なんか御木本くん雰囲気変わったね」 「そう?多分。圭のせいかな?」 「え?」 「俺たち大学卒業したら結婚するんだ」 「そうなの?」 そうなのだ。藍がいなくなって数年。3人でずっと過ごしていた。 始めは俺と藍をくっ付けるために二人は付き合い出したと偽った。 でもそれはすぐに違うと言うことを知った。 それから友人としてみんなで過ごしてきたがあるときから二人の距離は急速に近付いた。 そして付き合うことになったのだ。 既にお互いの両親には了承済み。二人とも仕事も内定を貰っている。 「色々話したいことあるんだ、思い出話しようね」 こうしてらまた新たな一歩を踏み出す。 これからもずっと…こうして側にいられますように… fin.

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