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何でお前なんか…5
「ここは…どこ?」
「あっ…あっ…真琴ぉ…あんっ…」
はしたなく声をあげる男…
あぁ…戻ってきてしまったんだ…この檻の中に…
今日は誰?誰のお相手をすればいいですか?ご主人様…
「ご主人様…あぁっ…」
「真琴…っ?んあっ…」
「あぁ…ご主人様…マコをマコをどうか…どうか…いじめて下さい」
ん?ご主人様の様子がどこかおかしい…私はもう…捨てられるのでしょうか?
ここにいた他の皆のようにガラクタのように捨てられてしまうのでしょうか?
そして私はゴミと化し朽ちていくのでしょうか?
「いやっ…ご主人様…マコを…捨てないで…マコはマコは…」
「真琴…さん?真琴さん?…」
「マコは悪い子ですか?だから…もう要らないのですか?…ご主人様…嫌です…嫌…捨てないで…お願いします…お願いします」
その時大きな扉が開かれた
あぁ…回収者が来たのですね…あぁ…私は…
「真琴!!」
「いやだ…いやだ…いやだ…助けて…助けてください…いやぁ!!」
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