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血の繋がった何もかも同じの緋色のことが俺は…これは間違った感情だ…間違ってるんだ…そう自分に言い聞かせこれまでと変わらないで過ごす努力をし続けていた… 高校も同じ学校でクラスも三年間一緒だ。理由は成績順にクラスが決まる学校だから。 嫌でも同じ空間にいるし嫌でも目で追ってしまう。 俺と緋色は頭の作りもそのまま同じで同得点で同率順位というのもいつものことだった。 俺たちはいつしか学校中の有名人となり好意を寄せるものも増えてきた。 何度か告白されたけど俺は緋色のことが好き…だから全て断った。 俺が告白されると言うことは緋色も同様。俺より柔らかく笑う緋色はおそらく俺より人気があった。何度も告白される姿を目撃した… 困ったように笑う緋色の姿…胸が痛くて…俺は汚い嫉妬をしていた… 告白してくる奴だけじゃない…緋色を囲み楽しそうに会話をしている友人たちにも… ずっと…俺だけの緋色でいて欲しかったのに… …… 何かに操られるように緋色の元へ向かう ほぼ無意識に緋色を抱き寄せ唇を奪っていた。緋色は嫌がるわけでもなくそれをそのまま受け入れた。 ずっと…ずっと…触れたかった… 拒否されなかったことを良いことにずっと触れたかった緋色に何度も何度もキスをし次第に濃厚なものに変わり震える緋色の体を撫でた 「んん…萌葱…」 「緋色…好きだ…誰にも渡したくねぇ…」 その時だった。 「うわぁ…マジかよ…」 後で声が響いた。緋色の部活で一緒に頑張ってる俺とも仲良くしていた友人たち 「萌葱気持ち悪い…兄弟だろ?男同士だろ?」 ほぼ無理矢理に緋色と引き剥がされた俺。緋色は何か言いたげにこちらを見るけれど言葉になら無いようだった

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