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「ごめんなぁ。お前らの家ほど広くなくて」
「いいえ。大丈夫です。こちらこそ突然…ありがとうございます」
「風呂溜めてくる。もう少し辛抱ね」
そういうと瑞季さんが俺の頭を撫でる。
その間に圭翔さんがお茶を淹れてくれた。良い香りのするハーブティだった。
「飲みな。落ち着くだろうから」
「いただきます」
二人はこの状態になった経緯は聞かなかった。そうこうしているうちに風呂のブザーが鳴る
「お風呂溜まったね。ひいくん、もえくん多分一人じゃ処理できないだろうから手伝いがいると思う。どうする?ひいくんがする?」
「はい。」
「わかった。着替え出しておくから行っておいで」
ほとんど歩けない俺を圭翔さんがバスルームまで運んでくれた。
扉を閉めると緋色がゆっくりと俺の制服を脱がしていく
俺の体につけられた紅い痕を見て苦しそうに顔を歪めた。
「こんなの…つけて…萌葱は俺のなのに…」
「緋色?」
「何で…」
「緋色…泣かないで…」
額を合わせて見詰め合った
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