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緋色side 帰ってもさっきの女の子の言葉へのショックが消えなくてぼんやりしてた 「ひい。どうしたの?」 「かあさん」 「ん」 「ねぇ。どうしてお父さんとお母さんは結婚したの?」 「ん?ずっとずっと一緒にいたかったからだよ。離れたくなかったから」 「結婚しないと一緒にいられないの?離れちゃうの?」 「ん~…しなくてもいられるよ。結婚しても離れちゃう人もいる。でも俺は父さんと結婚してとても幸せだよ。だって蒼も紅も萌もひいも結婚したから出会えたんだもん」 「…ねぇ。母さん。萌葱と俺は離れないとならないの?」 「いつかはそんな日が来るかもしれないね。でも二人は兄弟。ここに帰ってきてくれればいつでも会えるはずだよ」 「そっか…」 「さなえー!!シャンプー切れた!!持ってきて」 「はぁい!!ほら。歯磨きしてひいも寝な。明日も学校でしょ」 「わかった。おやすみなさい」 「おやすみ」 部屋に戻ると先に戻っていた萌葱が話しかけてくれる 「おかえりぃ。おいでぇ」 俺たちにはそれぞれにベッドを用意してもらってるんだけど別々に寝たことはない いつも同じベッドに入って抱き合って眠る 「緋色。何かあったの?今日元気ないよ」 「何でもないよ。ただ…」 「ん?」 「ううん…大丈夫。何だかすごく眠い。」 「そっか。なら、おやすみ」

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