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その日仕事に行くとマネージャーが申し訳なさそうに俯いていた 「どうしたの?マネージャー」 「萌葱…ごめん!急で悪いんだけど次の写真集海外で撮ることになった」 「えぇ!?昨日までは都内でって言ってたじゃん」 「先方がね萌葱のイメージに合わないとかで…」 「他の撮影は?」 「ドラマでさ留学するシーンあるでしょ?先にそっちから撮るから大丈夫だってさ」 「共演者さんたちは平気だった?」 「うん。それは大丈夫。お前抜きのシーンを先にやるらしい。台本的にもお前が突然何も言わず旅立ったってことになってるからリアリティー出てかえっていいって」 「そうかぁ…わかった」 空雅に暫く会えないのか…寂しいなぁ。 「で!もう時間ないから行こう!」 「えっ!!」 早く早くと急かされて車に乗せられる 「ちょ!!着替えとか何も持ってきてないよ!」 「俺が準備しておいたから!向こうで足りないものは足していいから!」 寝覚めが悪いからマネージャーには合鍵を持ってもらってる。着替えなども用意してあるのは初めてじゃないから問題はないけどあまりにも急ぎすぎじゃないかと呆れながらもついていった それから色々な予定が変更され気づけば随分と長く滞在していた あの日空雅を抱いてから緋色を思い出すことと同じくらい空雅のことを思うようになった いい変化なのかもしれない。 帰国したらすぐに空雅に会いに行こうと決めた

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