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空雅と一緒に生活し始めて凄く充実していた。
自分が自分でいられる場所ができたからなのか仕事にも熱が入り更に仕事も増えていった。
空雅と過ごす時間は凄く減ったけれどそれでも空雅は嫌な顔1つもせずずっとついてきてくれた
それが嬉しくて幸せで…それでもたまに緋色を思い出したりする自分もいた。空雅と一緒に住み始めてやがて一年になるのに。
「萌葱。お疲れ様」
「お疲れ様です」
「今回も誉めてたよ。お前のこと」
「本当ですか?よかった」
「空雅君のおかげかな」
「はい。空雅はいつも支えてくれる。食事管理だってしっかりしてくれるので体調もいいんです」
「よかったね」
「はい」
「頑張ってる君にご褒美。来週連休取れそうなんだ。久しぶりに空雅君とゆっくり過ごして」
「はい!!ありがとうございます」
その日仕事を終えマネージャーの運転する車に乗り込むと着信音が響いた。母からだった
「電話出ていいよ」
「すいません…もしもし」
この電話が俺と空雅の関係を変えることを俺はまだ気付いていなかった
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