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『萌葱!いい加減に空雅くんに会わせてよぉ』
母からの電話だった。空雅と暮らし始めて暫く。母に空雅のことを話していた。その日からほぼ毎日のように母から同じ内容の連絡が来た。時には父からも来ることもあった
会わせたいとは思ったいたけれどなんとなく先送りにしていた。きっと会わせてしまうともう後戻りは出来ないから…俺は緋色を諦めなくちゃならなくなるから…
相変わらず俺は勝手で口では空雅を愛してるだとか囁いていたけれど夢の中で緋色と会っていた
これが自分の勝手だとわかりながらも空雅に離れていかれるのもいやでずっと隠してた…
でももう潮時だろう。腹をくくり会わせることに了承した。
会わせたいと空雅に話したら驚いて目を見開いたけど直ぐ柔らかい笑顔に変わった。
そして当日を迎えた…
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