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繰り返される

「おはよ。さなえ。昨日大丈夫だったの?木築だっけ?友達?」 「あぁ…幼馴染み」 「仲良いの?」 「昔は…ね…」 「そっか」 それ以上は何も聞かない蓮華に感謝した。 だが他はそうはいかなかった 「北時くん」 「何?」 「あの…新入生代表の子友達? 」 またこのパターン…このあと紡がれる言葉はもうわかってる 「紹介して!!」 やっぱり… 「同じ中学だったってだけでそんな仲じゃないから無理。ごめんね」 それでも諦めないのが今までの経験上ある… 「え…でも昨日迎えに来てくれてたじゃ…」 「さなえ!購買いこ」 蓮華が絶妙のタイミングで間に入ってくれた 「ごめんね」 立ち去る俺を恨めしそうに見ていたけど知らぬ振りをした 「さんきゅ…蓮華」 「いや。単純に行きたかっただけだし」 「うん。でもありがと」 蓮華と知り合えて良かった… その後も毎日休み時間毎に色々な奴から茜のことを聞かれた 茜はあの日以来俺の前には現れていない それはそれであの日言い過ぎたかと悩んでしまう 「さーなーえーまた怖い顔になってるぞー」 「いひゃいいひゃい」 両頬を蓮華に引っ張られながら喋りかけられよっぽどひどい顔をしていたのだと思い知らされる 「さなえ。ここ教えて?」 もうすぐ試験が始まる。今は自習時間で蓮華と一緒に勉強していた その日の休み時間 「北時ってどれ?」 柄の悪い男がやってきた 「俺だけどあんた誰?」 「木築が倒れた。お前を呼んでる」 「は?」 「さなえ…いってきたら?」 「わかった…」 これまで風邪も引いたこともないようなあいつが倒れたって…何があったんだ…

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