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…
「どうしよ…っ…俺…何で…」
自宅に戻り玄関を閉めた途端力が抜けドアに寄り掛かり座り込む…
わからない涙が溢れ出る…
「なんなんだよ…これっ…茜のバカ…」
ずっとここに座っておくわけにも行かないのでゆっくり立ち上がりそのまま風呂に入り頭から湯をかけた…
何で…まだこんなにも体が熱いんだろ…やだ…茜っ…
収まらない熱に中心部に手を伸ばす
茜っ…茜っ…
茜の笑顔…涙…熱を帯びた視線…柔らかい唇…広い胸…長い手足…指先…
「あっ…茜っ…んっ…」
最低だ…最低だ…触れてしまえば今まで気が付かない振りをしていた感情に支配される…嫌いだった…一緒にいると苦しかった…嫌だった…側にいることはもう無理だった…
ずっと…ずっと…ずっと…
好きだった…
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