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約束の後で
今日はテスト結果の張り出しの日
特に興味はないが蓮華に無理矢理腕を引かれ今目の前にいる
当然のことだが茜は1位。
「茜はやっぱ凄いや…ほぼ満点…」
「じゃなくて。そのとなり」
「え?」
「お前の名前。茜と総合点同じ。すげー」
「あれ?何かの間違いじゃ?」
「ないでしょ?」
「あぁ…そっか。」
「何?その薄い反応…」
「いや…俺…やれたんだぁって言葉でないだけ」
「んでね。お前に解き方とか教えてもらってたから俺もこれまでで一番良かったんだって!!ほらほら」
俺の隣に蓮華の名前があった
「さーなーえー!!」
「うわっ…きた…」
「だから!!蓮華と近すぎだってば」
「はぁ?お前の方が近いだろ。離れて」
「やぁだ!」
「茜…俺のお願い…ね?離れて?」
最近対処法がわかった。俺のお願いという言葉に茜は弱い
そう言うと渋々俺の体を離してくれた。
取り敢えずここでは目立つので場所を移した
あまり人の来ない俺たちの溜り場
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