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そして翌朝

「体…きつい…」 「さなえー…好きっ!!」 まだ抱き付いたままの茜の髪を撫でる 「さなえっ…さなえっ…」 「乳を吸うな!舐めるな!お前は…犬か…」 「さなえっ…可愛い…可愛い…さなえっ!もう一回!」 「だぁ!!もうっ!無理っ」 嘘…本当は平気… 「さなえ!お願い!ねっ?」 「だぁめ!」 「やだ…無理…」 「もう…仕方ないなぁ…」 茜が求めてくれることが嬉しい…茜がこんなに好きだと言ってくれて嬉しい…茜と繋がることが出来るのが嬉しい…茜が中にいる間は寂しくない。怖くない…あれ?何で怖い? わかんない…今は…まだ…俺だけのものでいて?離れないで?…1人にしないで… 「ねぇ…流石にもう無理だから…お腹すいた…」 「俺作ってあげる。その前に一緒にお風呂いこ」 「ん…立てない…抱っこ…して?」 「…っ…あぁ…可愛い!可愛い!!勿論だよ…おいで?」 うわぁ…男の顔…マジでイケメン…これなら…1度くらい抱かれたいって…どんな人も思うよね…それを独り占め…何か優越感… 風呂で茜に全部してもらった 「さなえ。もう大丈夫?」 「ん…」 「よしっ。さぁ。おいで」 「ん…茜…好きっ…」 「っ…はぁ…たまらん…可愛い…俺も好きだよ!」 あんなに苦手だった料理も今は俺よりうまくなった。手際よく準備するのを見詰めていた。 やっぱ…カッコいいよな…茜…何をしても絵になる… 何で俺なんだろう…わからないけどまだ…側にいたい… 「おーい。さなえ?大丈夫?どっか痛い?」 「痛くないよ?茜に見とれてた…かっこいいなあって…俺幸せ者だぁ…こんないい男が側にいてくれるんだから…」 「さなえ…どした?なんか…今日…」 「茜…好きだよ?ずっと…ずっと…側にいて…」 「当たり前でしょ?」 ぎゅーっと抱き締めてくれる茜に体を預ける 茜…茜…俺本当に幸せだよ…このまま時が止まればいいのに… 何か今日俺…変…何か…ん…夢のせいかな…

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