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運命の日

夏休みになった 店は毎年恒例でこの時期一週間店を閉めて海の家をオープンさせる 今年の開催地は本当に偶然だが俺たちの地元に程近い場所だった 「そういやぁお前たちこの辺なんだろ?地元」 「はい」 もう戻らないと決めていた場所にまさかこんなに早く戻ることになるとは思ってもみなかった 「じゃあ…最後の3日間休みやる。親に顔見せてこい」 「いやっ…でも…」 「大丈夫だ。ちゃんと話してこい」 茜はあの日から店長に親に会いに行くと話していた。 俺たちの関係を話したいと 店長は始めは止めてくれていた。理由は簡単で店長の家も亀さんの家も二人の交際を認めず勘当されていたから 俺たちはまだ若い。これからどうなるかもわからない。 そんな状態なのに親から見放されてしまっては… でも茜は揺るがなかった。 どっちに転ぶかわからない賭けなのに茜は揺るがなかった… だから俺も覚悟を決めた。もしダメでも…俺は茜と生きていく… 正直怖い。店長の言う通り未来はどうなるのかわからない俺は茜しかいないと確信しているけれど茜はモテる。 いつ気持ちが変わるかわからない…でも…少しでも長く一緒にいるためには…

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