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運命の日

そして今二人で俺の家の前に居る 今日から父も母も休みだ 「ただいま」 「おかえり。茜くんもいらっしゃい。葵さんのところには行ったの?」 「いえ。先にお話ししたくて」 「そう。どうぞ。あがって」 「おかえり。さなえ。茜くん」 「ただいま」 「どうぞ座って」 母がお茶を用意してくれて向かい側に座る 「さて…話とは?」 父が切り出す 「みのりさん。薊さん。俺たちは今…付き合ってます」 「は?」 父さんの表情が固まる 「それは…友人として…だよね?」 「いえ。恋人です」 「…あ…え?はぁ?」 「みのりさん。俺はこれからもずっとさなえと生きていきたいです」 唖然とする父の隣で母は何やら微笑んでいる 「薊さんにはお話ししましたが…俺にさなえを下さい」 いつの間に母と話していたんだろう…そんなことは全く知らない 「さなえ…ちょっと席を外してくれるか?お前の部屋に行っていて」 「うん」 難しそうな顔をする茜が心配ではあったが父の言うことに素直に応じた

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