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運命の日 みのりside
「みのりさん。薊さん。俺たちは今…付き合ってます」
「は?」
それは…
「それは…友人として…だよね?」
「いえ。恋人です」
「…あ…え?はぁ?」
仲が良いのは知っていたがまさかそんなことにまでなっているなんて…予想外だ…
薊さんが先日茜くんから電話が来てさなえの様子がおかしいと言われたと言っていた。
もしかするとあのときのことが何かしら影響を及ぼしているのかもしれない。心配そうに薊が呟いていた
だったら茜くんのためには二人の関係は早々に終わらせた方がいい…
「みのりさん。俺はこれからもずっとさなえと生きていきたいです。
薊さんにはお話ししましたが…俺にさなえを下さい」
どれだけの覚悟なのか。一瞬の気の迷いではないのか?そう思いしっかり話そうとさなえには席を外してもらった
とても不安そうにしながらもさなえは大人しく頷き部屋に戻った
その後長いこと話をしてこれは一瞬の気の迷いではないことを悟った。
全く揺るがない瞳にさなえを託すことにした。
俺たちでは出来なかったことが茜くんには出来る。そう感じたから。
丁度話が一区切りついたときにそらとりくが帰ってきた。
薊に目配せして三人に一旦家を出てもらった
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