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文化祭

「いや。気になるのはお前の方。 俺さ…北時のこと…好きでさ。男同士だし絶対伝えないって思ってたんだけど…」 「え?好きって…それはクラスメイトだからじゃなく?」 「あぁ…だから…木築とそういう関係じゃないなら…少し…考えてくれない?」 「ごめん」 「早っ…少し位浸らせてよ…まぁ…仕方ないか…」 「ごめん…」 そいつはクラスのムードメーカーでいつもみんなの中心にいた。俺と蓮華をクラスに溶け込ませてくれたのは間違いなく彼だ 「いいよ。俺もスッキリした。ありがとう」 「うん。」 そのあとは二人で無言で教室へ向かいそれぞれ横になった まさか茜じゃなく俺に告白してくるなんて驚いた しかも人気者の彼から…悪い気はしないが俺は茜じゃないとだめだから…

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