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文化祭2日目

「北時!!」 いきなり扉が開き俺を呼ぶ誰か…そいつはそれが誰かわかりふわりと笑った 「なぁんだぁ…遅かったじゃん。悠祐。もうさなえちゃんとろっとろで可愛いよ?ほら」 体を離され目の前からそいつの顔が消える。そこにいたのは動揺している新山だった 「お前!何やってんだ!!」 「あれぇ?先に手出したから怒っちゃったの?悠祐。お前もさなえちゃん好きだったもんね?仕方ないなぁ…お前にも触らせてあげる。すごぉく可愛く啼くんだよ。さなえちゃん。ほらぁ。おいでよ…」 「何考えてんだ!理実!こんなこと…」 新山はそいつに掴みかかる 「やめてよ。悠祐。昔は良くやってたじゃん。好きな人の体の共有。今更何?」 「やめろ!」 「一緒にたっくさん楽しんだでしょ?」 「やめろよ!!」 「やだよ。さなえちゃんはどうしても欲しいんだから。俺無しではいられないくらいに俺に溺れて欲しい。こんなに欲しくなったのはさなえちゃんだけなんだよ?」 「理実!いい加減にしろ!!」 床に倒されて今にも殴られそうになっているのに理実は幸せそうに笑っている… 違和感…ああ…そうか…こいつは新山のこと… なんて思いながら意識を手放した ふわふわと揺れる感じがして次は柔らかいところに下ろされるのを肌で感じる。 ゆっくり目を開けた

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