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茜の熱

その後も数回四人で会い理実の顔色も少しずつ良くなっていった。 それにホッとして今日は久しぶりに休みを茜と二人で過ごしている 茜は朝から俺にべったりで離れようとしない。熱い…おかしい…人肌っていうか…これって… 「茜?」 「ん…」 「おまっ…体熱い…」 「んーっ…」 「茜。熱ある!ほら計って」 「やぁ…」 「やじゃない」 「いやぁだぁ…」 「茜!ダメ。離して」 「やだ…」 茜は昔から熱が出るとやたら甘えたになる 普段はしっかりしているから実は茜の熱の日は俺にとっては特別な日 世話を焼けるんだから 何とか茜を離し熱を計る…38.8… 「高いねぇ…薬飲んで寝ようか?」 「やぁだぁ…さなえと一緒に遊ぶ…」 「だめ。ほら寝て?」 「うーっ…」 「うーじゃない。茜が早く治ってくれないと俺イヤだよ」 「わかった…寝る…」 相当辛かったんだろう。すぐに寝息をたて始めた茜。いつもそう。ギリギリまで我慢する。気づけない俺が悪いのかも知れないけれど

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