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俺が俺でなくなる
「来たか。お前もおいでみずえ」
ぼーっとした頭で二人を見る
何かケンカしてる?でも僕は白いの一杯出しちゃってもうくたくたでそのまま眠っていた
起きたらおかあさんが怖い顔で見てた
「おか…さん…」
おかあさんは僕を叩き始めた
どんなに泣いても痛いっていってもやめてくれない
痛いよ…
「おかあさん…泣いてるの?」
気づけばおかあさんはぼろぼろ涙を流していた。
痛くて…苦しくて…おかあさんに抱き着いてなでなでした
「ごめん…ごめんね…さなえ…」
「おかあさん…」
何を謝っているの?僕にはわからないけれど…
ずっと撫でてたらおかあさんが可愛く笑った
それからおかあさんはずっと僕といてくれた
あったかいなぁ…おかあさん…大好き
その日から夜はおとうさんと一緒に裸ん坊で白いの一杯出して昼間はおかあさんに叩かれるけど最後はにこにこしていて。
そんな毎日が普通だった。
あの日までは
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