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真夏のあつあつえっち編 ④
「ひっ、ぁ……っ」
溶けて柔らかくなり始めたそれに、ぐぢゅ、ぐぢゅ、と擦られたら堪らない。舌の感触とも指の感触とも違った言いようのない感覚に、背を弓なりに反らせて声にならない悲鳴をあげる。
柔らかくても芯はあって、擦られたらひとたまりもない。冷たかったそれは体の熱ですぐに蕩けて、厭らしく形を変える。
食べ物でそうされているといる背徳感も相まって、純の下半身に淫らな熱が溜まった。
「やっ……ばかばかばか、変態」
「そうだねー。アイスで擦られて興奮するなんて純ってほんと変態」
「っ……興奮、なんて……してない」
正和に向けて言った言葉をそのまま返されてしまって、純は息を詰める。唇を噛んで俯けば、視界には厭らしく濡れた自分の胸が映し出されて、恥ずかしさに泣きそうになった。
「ふーん? じゃあ、何で大きくなってるのかなぁ」
正和はクスクス笑って胸に顔を近づけると、アイスを掬い取るように舌先でつつく。そのままねっとり舐め上げて、尖端を縁取るようにくるりと舌を回し、焦らすようにそれを繰り返した。
純はもどかしい刺激に上半身をピクピク震わせて、クッションを握る手にぎゅっと力が込められる。
「ぁ……ああう……っ」
乳白色に輝いていたそこから淡い桜色の乳首が顔を出し、ぷっくりと膨らむ。ふにふにと舌で押し潰されても何度も勃ち上がり、誘っているようにも見えた。
「──甘じょっぱいね」
「っ……!」
正和は楽しそうに笑うと、厭らしく光るそこに再び舌を伸ばす。
「やめっ、やだ、正和さ……っ」
しかし、汗をかいてるのを指摘されて、途端に恥ずかしくなった純は正和の肩を押す。シャワーを浴びていない肌を舐められることに抵抗がでてきて、顔を真っ赤に染めてかぶりを振る。
「別に気にしないのに」
あっさり顔を離した正和は、下肢に手を伸ばすと、純のズボンと下着を剥ぎ取った。そのまま真っ先に男根に手が触れて、純は少し驚いた顔をする。
普段ならなかなかそこには触れてくれないのに珍しい。
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