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眠気吹き飛ぶ夜這いえっち編 ⑥

 視界が白く明滅し、びくん、びくん、と全身を揺らしながら、くぐもった嬌声をあげる。  絶頂を迎えてもなお、蜜口が塞がれているせいで行き場を失った精は腹の中で渦巻いて、更なる熱を生む。  はあ、はあ、と胸を喘がせて彼を見上げれば、彼は少し不思議そうな顔をしていた。 「意外だね」 「はっ、ぁ…な、に?」 「いや? ずいぶんと見せつけてくれるなぁと思って」  ニヤニヤしながら脚を大きく開いた体勢を指摘されて、紅潮していた頬がさらに赤く染まる。  咄嗟に脚を閉じようとして、けれども先ほどの彼の言葉を思い出して、行動を起こす前に踏みとどまる。 「~~っ」 「可愛い。純のいやらしいとこ、全部丸見えだね?」  わざと羞恥を煽るような言い方に、解放されない熱も相まって、純は耳まで真っ赤になって唇を噛む。 「っ……だって、正和さんが脚閉じちゃだめって」 「そうだよ。閉じたらお仕置き増やそうと思ってたのに。残念」  そう言って、再びプラグをゆっくりと引き抜く。敏感なところには強すぎる刺激。突起物が擦れるたびに狂おしいほどの快感が広がって、張り詰めた男根は縋るように蜜口をはくはくと喘がせる。 「あっ、あっ、もう、やだ…っ、それだめぇ」 「抜きたくないの? じゃあ、入れよっか」  なんて、軽い口調で非情なことを言って、プラグを引き抜いていた彼の手が止まる。 「やだっ、入れないで、お願い、おねがっ──はあっあぁん」  ほとんど引き抜かれていたそれを、躊躇なくずぷりと入れられる。迫り来る快楽に抗えず、脚を閉じて熱のこもった嬌声を上げれば、彼はいつも以上にいじわるな顔で目を細めた。 「──脚。閉じちゃだめって言ったよね?」  プラグをゆっくり回されて、純ははしたなく泣き声をあげる。 「ふっぅ、ああっ、ごめん、なさい」 「今日はもうイかせてあげない」 「っ…そん、な…ゆるして、許してくださっ…あっ、ぁううっ」  プラグを緩く抜き差しされれば、じゅぷ、じゅぽ、と厭らしい音を立てて、ローションと体液が混ざり合う。栓をされた蜜口の隙間からは、白蜜がじわじわと溢れ出て限界を訴えた。 「むりっ、はぁっあ、も、むり…、あぅうっ」  既に何度も達しているのに。いつもより刺激の強い器具まで使われて、出させてもらえないなんてあんまりだ。  怖いくらいの悦楽に堪えられず、純は羞恥心も手放して一心不乱に哀願する。 「あぁあぁっ、ゆるして、お願い、許してくださぃ、うぅ」  涙をぽろぽろ零して彼の袖をぎゅっと掴めば、彼はプラグを動かす手を止める。 「じゃあ、自分で動いて。さっきみたいに俺の上に乗って」 「へ……?」  正和は純の手を引いて体を起こすと、純と入れ替わる形でクッションにもたれ掛かり、自分の体を跨がせるように誘導した。  できない、そう言いかけた唇は彼の人差し指で軽く押さえられて、言葉を飲み込む。 「できるよね?」  

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