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第2話

交番で先程のことを話して、これから学校に行く。 「いつもあんなことされてんの?」 「い、いつもじゃないよっ!」 「…じゃあ今回が初めてなわけじゃねえんだな」 「えっ、えと…」 しまった、墓穴掘った… 「?」 「ごめんね…気持ち悪いよね…」 「なんでお前が謝んだよ。」 「だ、だって…!」 「気持ち悪くねえよ…ほら、触れるし。」 「っ…」 頭撫でられた…! 慰めてくれてるのかな… 一緒に学校に行くのなんてもう数年ぶりで、例え会話が少なくても、着くまでがあっという間に感じた。 下駄箱についてしまった。 これが終わったら、元の関係に戻っちゃうんだろうな… 「楓。帰りも一緒に帰んぞ」 「えっ!?」 「なんだよ、嫌なわけ?」 「そ、そんなことない!」 「じゃあいいな。」 「でもっ…」 「下駄箱で待ってろ。迎え行く。」 「え、あ、うんっ…」 「ん。」 そう言ってひらひらと手を振る彼の後ろ姿を、ただただ見つめていた。 彼と関わることで、僕がどうなるかなんて、考えもしなかったから。

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