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第11話 人形小豚のハスティ -11-
ノーク様は僕を連れて一旦屋敷に戻り、執事さん達に僕の風呂や食事をさせる様に等を指示すると、今回のセム様の事後処理をしに行ってしまった。
僕は篤く扱われ、一通り終えてノーク様のベッドに潜って彼が帰ってくるのを待っていた。
……自室に一人で居たくなかったんだ……。
そしてノーク様が屋敷に帰ってきたのは日付が変わる数十分前だった……。
軽く食事を取り、風呂に入り……一旦僕の部屋の前で立ち止まり、扉を開けずに自室に来て、寝酒を一杯煽ってから……ベッドの掛け布団を掴んだ。
「……ハスティ……!?」
「ノーク様、お帰りなさい……」
僕は開かれた同時に起き上がり、ノーク様に飛びついた。
抱き付いた事で感じるノーク様の体温と匂いに、心がストンと落ち着いてくる……。
でも、僕はこうではなくて……ノーク様にお願いがあってここに潜んでいたんだ……
「……シて……ください、僕……最後までして欲しいんです……」
そう……。セム様に身体を舐られた記憶を、大好きなノーク様で塗り替えたいんだ……。
「―……震えてる……。ハスティ、今日は無理をするな……」
「ノーク様は、僕に優しくしてくれますよね? ……だから、大丈夫です。僕をいっぱい触って……最後まで……」
「…………」
「だって、僕……ノーク様が欲しい……。もう、ノーク様との記憶だけが欲しいんです……! ノーク様、ノークさま……!! 助けて下さい……たす……」
「……~~~ハスティ……!」
僕の言葉は途中で途切れて、口は喋るのを放棄し、重ねられたノーク様の唇に従った。
口付けを受けながら着ていたガウンを脱がされ、片手で僕を引き寄せながらノーク様もガウンを脱いだ様だ。
広い面積で肌同士を密着させ、お互いの体温と少し楽しみ口付けを繰り返してから、ノーク様は僕の首筋を舐め、両方の乳首を同時に捏ね始めた。
ノーク様に指先で暫らく捏ねられて、真っ赤になった僕の乳首はぷっくりした柔らかな物が、今はツンと硬く尖っている。
"コリコリ"とされる内に、乳首と同様に僕のペニスも上向いて透明な汁を垂らし始めた。
そしてその出てきた先走りと香油を使い、アナルを解されて僕は対面座位で挿入を受けた。
「ぁあん……ノーク様、おっきぃ……。はぁ、はぁ……ン、んっ……」
乳首を弄られながらノーク様を何とか根元まで受け入れ、僕は歓喜に"きゅんきゅん"とノーク様のペニスを締めた。
「乳首弄られると締まるな……。好きか?」
「ンぁ……。ノーク様がしてくれるのが全部好き……。だから、僕の乳首もっと弄って下さい……」
僕の言葉にノーク様は「そうか」と微笑んで、僕を引き寄せて僕の乳首を指ではなく、舌で弄り始めた。
舐めて摩られ、吸われて突かれて伸ばされて……そうしながら、ノーク様の長大なペニスでアナルが蕩けさせられる。
僕はノーク様のされるがまま、ノーク様専用の人形になった気分だ。
ノーク様だけの人形なら、それは悪くない気持ちだ。あの頃とは全く違う人形の気分だ。
下から突き上げられて揺すられ、僕のペニスに着けられた連輪のピアス同士がぶつかり、僅かに透明な金属音が聞こえてきた。
今の僕はその音ですら、感情が昂る……。そして……
「―……ハスティ、ここも、"コリコリ"してるな?」
「へ!? ……ぁ。 ぁ、は、はぁう……!?」
僕のコリコリしてる粒…前立腺をノーク様のペニスに弄られてる…!
「なぁ、アナルの中の、ここ、は好きか? 」
「ンぁん! ん、んぅうん!! す、すきぃ……!」
「そうか。なら、ハスティの好きなトコロを俺のペニスでいっぱい弄ってやろうな……」
「は、は、ぃ……。いじってっ……! いっぱ、ぃ、いじってッ……! のーくさまぁ……」
「くッ……ハスティ、可愛すぎだ……」
「ぁあん……! ゾクゾク……くる……!」
そして尖る乳首やアナルの内壁、前立腺をペニスで擦られ弄られる刺激に喘いでいたら、急にペニスを扱かれ、僕は一番の高い声で鳴き、剥けて露出している桃色の先端から白濁を高く吐き出した。
ズブズブとノーク様に蕩け切った身体は、ものすごく敏感にノーク様に従順だった。そして……
「ん、ぁ、あ! ノークさま、の……僕の一番奥までっ……奥まで……僕の奥が、ノーク様ので、抉じ開けられてる! んんんッ!!!」
「く……ッ! ハスティ……!! 出る……」
―……ぶびゅるっ……! ぶびゅるるるっ! ぶびゅー! びゅー! びゅー!!!
「ぁ、あ、熱いっ! あつぃよぉっ……!! ゃぁあん! んんぁあ……ぁん! 熱いのいっぱい流れてきたぁ……」
流れてくるノーク様の熱に、僕は歓喜から身体の震えが止まらなかった。
そして、自然と自分のペニスから白濁を放出し、ノーク様のペニスを"きゅん"と締めた。
大量に注ぎ込まれてる……このまま……だと……僕のお腹は……
「―……ノーク様ので僕のお腹、こんなに膨れちゃいました……」
「ぷにぷにな腹だな」
そう言ってノーク様は僕のぷに腹を興味深気に突いてきた。
最後は出さなきゃ……いけないのだけど、今はまだお腹に留めておきたい……。
僕を抱えて腹を突くノーク様に、思わず小さく笑ってしまった。
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