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第20話 Clover's March 『砂塵の薔薇 -愛情-』 -5-

そんなある日、ゼイリア老から俺は"頼まれ事"をした。 「……ゼイリア様からハスティを頼まれたそうですね? 彼はどうでした?」 「ああ、それがどうした? ……確かに"噂通り"の小さくて可愛い人形めいた感じのコだな」 「可愛い……」 ン? アルハームの視線が冷たくなった? 以前もこういう目で見られた様な……微妙にデジャヴが……? 俺がそんな事を考えているとアルハームは「一旦、失礼します」と部屋から出て行き、少しして戻ってきた。 「……ハスティを呼ばれる時は、俺もここに来ますから」 「アルハームも?」 「はい。ゼイリア様から許可は貰いましたし、予約表を見てちゃんと調整しますから! 大丈夫です!」 「……怒っているのか? アルハーム?」 「怒ってません! ……ハスティは誰からも可愛がられるから……だから……ヴィルム様だって……。"可愛い"って……」 ……そうか、あの時と一緒で無自覚の嫉妬か、アルハーム……。お前の方が遥に可愛い。 「とにかく、"手助け"として入りますから! 俺も呼んで……」 「……ふふ……。まぁ、宜しく? 相棒」 そう言って俺は何か言い掛けたアルハームの口に舌を入れ、深く"何か"を押し込めた。 そして俺の口付けに返しながら縋ってきた可愛いアルハームの服の中に手を滑り込ませ、彼の肌を直に撫でた。 撫でる度に可愛く反応するアルハームの息使いに、下肢に熱が集中してくる。 尻を揉んで下肢を擦り付けたら、一部に"濡れ"を感じた。 ……溢れたのか……、アルハーム……。 「……可愛いなァ……アルハーム……。服の中で達したのか?」 「!」 「見せろよ」 「……ぁ……」 ―ぬちゃ…… ……同性から見ても立派なペニスが、俺に反応して濡れている。 ニヤケる。頬が緩んでしょうがない。 そこで俺は可愛いアルハームを直に愛でる事にした。 ―じゅるッ! じゅるる!! ……じゅる! じゅるる……! 「ンぁッ!?」 アルハームのペニスを強く吸う。 そして、口内に収めたまま、裏筋を舌全体で摩る様に舐めてやる。 すると、アルハームの腰がビクンと揺れた。俺はそこで様子を感じながら、それを数度繰り返した。 頭を上下させ、誘う様に見目の良い男を快感の淵に誘う。 最後まで落とさない、寸前のところで口から出すと、"トロ……"と窪みから透明だが粘性の強い液体が溢れて来た。 そこで俺は机の上に置いてあるフルーツ盛りの中から、大粒のイチゴを摘まんでアルハームの先端の窪みにグリグリと押し付ける。 イチゴの表皮の凹凸に、アルハームが赤く染まりながら甘く掠れた声を出した。 ヌラヌラと濡れていくイチゴで、"くちゅくちゅ"とペニスから音が出るくらいアルハームは戸惑い気味に俺の行動を受け入れていた。 じゃぁ……次の要求をしてみようか…… 「―……アルハーム、お前の"練乳"が欲しいなぁ?」 「……と、とんだエロ親父です。……誰にでもそんな事を言って、"練乳"を要望しているのですね、ヴィルム様は?」 「ハァ? アルハームのしかいらねーよ。なぁ、くれよ?」 「……ぇ!? 俺、だけ?」 「お前以外、こうして食いたくない。アルハーム?」 「……分かり……ました……」 耳元で囁いて、頭をイイコイイコしてやる。 そして俺の前でペニスを扱き始めるアルハーム……。 見目が優れている男の痴態は、かなり良い眺めだ。 俺は彼の上を脱がせ、胸の尖りを濡れたイチゴでイタズラに突いて急かした。 アルハームは少し睨みながらも俺の意を汲んでくれ、手の動きを大胆に切り替えた。 まぁ、その間に俺はアルハームのご機嫌をとる様に、小さなキスを繰り返した。 好きな相手でも、意に沿わない行為は精神的苦痛でしかないからな。 俺の我が儘を許してくれたアルハームが愛おしい。 「~~……ん……ぁ、っ……で、出ます……。れっ……練乳、出ます……! ……ヴィルムさまぁぁ……」 そして搾り出された"練乳"。言い方をわざわざ合わせてくれて……全く愛らしい。 俺はその窪みにイチゴで"栓"をする様にしたら、練乳は勢い良く四方に飛び散り、俺達に付着した。 窪みをイチゴで押して刺激してやると、アルハームはビクつき、更なる刺激に涎を流して震えた。 白濁を纏わせてヌルヌルと先端の表面を撫でる。赤い粒が濡れて艶やかな光りを帯びる。 そしてそのイチゴを含み、咀嚼し、今度はアルハームの胸の粒に吸い付く。 刺激を与える前から既に硬く尖っていたそれの根元に歯をあて、甘く噛む。 ……噛んで、舐めて、吸い、指先で揉む。 するとアルハームが喘ぎながら俺のペニスを撫で始め、器用に服の中から取り出した。 「―……ヴィルム様の、太いバナナ、俺に食べさせて下さい……」 「……はっ、アルハーム……お前も"とんだ"奴だな」 「お腹、とっても空いているんです……。早くくれます?」 俺は欲の混じるアルハームの顔を見ながら、アナルを解して、望み通りの物を食わせた。 「ヴィルム様の、お腹がキツイ……っ……はぁ、はぁ……っ。……ん、ン……っ……。ぁ。ぁ……ああっ……」 ただでさえ受けるのが慣れてないアルハーム……。 じわじわと潤む瞳から涙を零し、それでも健気に今日も俺のを……。 俺はアルハームを引き寄せ腹の上に跨らせ、下から王様が満足するまでたくさん望むものを食わせた。 アルハームはどの角度から見ても美しい。 生理的な涙を流しながら、まだ慣れない身体で俺を求めて受け入れてくれる姿に心が揺れて、身体が滾る。 アルハームを撫で、俺は今日も彼の中に放つ。 体内に突然生まて、流れ込む熱に身を捩りながら受け止めるアルハーム。 感情がイき過ぎて、獣声が混ざるのが妙に愛らしく、普段から掛け離れている姿が俺の支配欲を満たす。 やはりこの宝石は早く俺のモノにする必要がある。 たくさん、たくさん俺の手だけで愛でる為に。

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