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第25話 Clover's March 『ユキシタの二人 -再生の季節-』 -3-
そう……俺は、十七歳の時に学園の寮監に……"イタズラ"された。
当時、俺はとある軍事系学園の寮生だった。
……これでも実は、貴族出身……ちょっと良いところのお坊ちゃんなんだ、俺は……。
まぁ、学園内の射撃の自主訓練場から寮の自室に帰る途中の俺に、突然白い大きな布を被ったサイの寮監が現れたんだ。
俺は「ゴーストだ!」と本当に驚いた……。
……当時……だな、寮に軍人のゴースト……が本当に出ると噂があるゴーストスポット幾つかあって、俺は丁度そこの近くを歩いていたんだ……。
チビガリな俺はそのまま空き部屋に連れて行かれ、着ている物を全て剥ぎ取られ手首を縛られた。物凄い早業だった。
そして帰りが異様に遅いと感じた同室者二人……狼の獣人と熊の獣人が俺宛にメモを置いて俺を探しに出た。
その時に、寮監に一応報告しようと寮監室に行ったら、目的の人物は居なく少し不思議に思いながらも俺を方々へ探しに……。
少し歩いて、俺の呻く声と甲高く変声器で変声させて怒鳴る声を、同室者の……狼の耳が拾ったんだ。
熊が無理矢理に部屋の鍵をぶっ壊して入った時、俺は仰向けに両手首を縛られて泣きながら寮監のペニスを咥え勝手に腰を振られて、俺のを弄られている最中で……。
何で俺が寮監だと分かったかと言うと、同室者の狼が布を取っ払ったからなんだ。
俺にペニスを咥えさせ、俺のペニスを弄って興奮している寮監の恍惚とした顔……。
俺はその事実にますます衝撃を受けたんだ。
そして最悪な事に、奴はこのタイミングで急に射精して、俺のペニスを強く扱いてきたんだ。
俺は寮監の白濁を喉奥に出されて口と鼻から溢れさせ、むせながら同室者二人の前で強制射精させられた……。
机を二つ繋げた上に置かれた俺は頭側を寮監側にしていて、逆さに映る同室者二人の股間が……膨らんでいて、少し染みが出来ていたんだ……。
そして我に返った熊が寮監を取り押さえて、俺に自分の着ていたカーデを着せてくれてから狼が応援を呼んで……色々あって……
寮監は職を剥奪の上、クビ。
そしてこの件に怒った両親がどこぞの戦場の激戦前線へタダ働き同然でぶち込んで、その後の生死は知らない。
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