129 / 526

ホットミルクに蜂蜜 37話

◆◆◆◆◆ 神林に送って貰って、エレベーターを待つ時間さえ惜しくて階段を駆け上がる。 鍵を開けると、 「おかえりニッシー」 諭吉が玄関で出迎えてくれた。 「ただいま、碧は?」 「碧なら………ぐしぐし泣きながらニッシーば待っとった」 ああ、やっぱり泣いてたか…… 西島は慌てて靴を脱ぎ部屋へ上がる。 部屋へ上がり、ソファーで寝ている碧を見つけた。 「泣き疲れて寝たとばい」 諭吉が言う通り、寝ている碧の頬には涙のあと。 「かわいいな」 つい、本音がぽろり。 「ニッシーが仕事から疲れて帰ってくるけんって碧は風呂やら飯やら頑張っとったばい、ワシの飯さえも忘れての」 諭吉の言葉でキッチンをみる。 確かに鍋があり、温め直すだけになっていて、部屋も掃除がしてあった。 「そっか、頑張ったんだな碧」 西島はそっと頭を撫でる。 そして、起こさないようにと抱き上げると、寝室へ運ぶ。 ベッドへ降ろし、碧の寝顔を見つめる。 可愛い…… もう、その言葉しか出てこない。 そして、手を伸ばし涙のあとを指で拭く。 「碧、不安にさせてごめんな」 言葉と一緒に頬とまぶたへ優しくキスを落とす。 「好きだよ碧」 西島は囁くと唇にもキスを落とす。 ◆◆◆◆ 「マジで裸にエプロンするんスか!」 佐々木の部屋に着いた瞬間、服を脱がされて、エプロンをつけさせられた。 「似合ってんじゃん」 佐々木はニヤニヤしながら斉藤を見ている。 「はい、可愛いお尻を見せながら料理を始めましょう!」 肩を掴まれ方向転回。 男なら憧れる裸にエプロンをまさか自分がするなんて思わなかった。 料理を始めると、後ろからニョキッと手が伸びてきて身体中を触りまくられる。 「ちょ、だめ!」 抗議しても佐々木の手は太ももを触ったり、エプロンの上から股間を揉んだり。 「……だめ……あっ、」 エプロンの布ごとイチモツを掴まれ擦られる。 「やっ………あんっ」 擦られながら耳朶を噛まれ、 「ゆうちゃん、怒るよ!」 と振り返るとそのままキスされた。 くちゅっと唾液の音が耳に届く。 「……んっ………はぁ……」 舌を互いに絡ませあい、佐々木の指が孔へと挿ってきた。 もう、そうなると止まらない。 斉藤は佐々木の方へ身体を向けると抱き付いて、キスを何度も求める。 孔をクチュクチュされ、斉藤は……… 「ほしい……」 と言葉にする。 「もちろんだよ王子様、ほらバックでいれてやるからキッチンに掴まれ」 言われた通りに斉藤はキッチンの縁を掴み、挿入されやすいようにお尻をあげた。 「可愛いよ王子様」 佐々木はそう言うと孔へと自分のイチモツをゆっくりと入れていった。

ともだちにシェアしよう!