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僕の初めてを貰ってください。 15話
うわああ!もう!冷静じゃいられない。
斉藤は思わず碧を抱きしめる。
ああ、もう、碧ってばやわらかい!!
甘い香りもする。
こんな可愛い碧と一緒にいても、手を出さない西島は精神力が余程強いんだと、斉藤の中で納得。
碧を大事に思っているのかな?
抱きたいだけで付き合ったのなら、とっくに碧は抱かれていただろうし、怖がっても無理やり抱いただろう。
西島部長、マジ最高。
「西島部長はさ、碧を大事にしてんだよ」
そう言って頭を撫でて慰める。
「ぼく、どうしたら良いの?」
「どうもしなくていいよ?自然にさ。」
「でもお、我慢してたって言ってたのに」
「我慢?」
「うん、僕がフェラする前に我慢してたけど、いいか?って聞いて僕の……うしろを……その」
斉藤の腕の中、頬を染めて口ごもる碧。
うしろを?
碧の言葉にドキドキはもうう、振り切れそう。
「なに?いって?」
「うしろに指………で、でも、あの、痛くなかったんだけど、でも、ちひろさんの大きいから」
うわああ!!指は入れたんだ?
碧、可愛く鳴いたんだろうなあ。
そんな事を考えていたら、股間が熱くなる。
「星夜くん、あれ?何かあたるよ?」
斉藤は無意識に碧に腰を擦りつけていた。
「うん、碧………」
息が荒くなってきて、いっそ……
碧にチンコ舐めて貰おうかと思ってしまう。
「星夜くん、どうしたの?」
見つめる碧。
「碧…………ねえ、フェラ……うまく、なりたい?」
「えっ?………う、うん、星夜くんみたいに」
恥ずかしそうに頷く碧。
「じゃあさ、俺ので……」
斉藤は碧に顔を近づける。
「俺の?なあに?星夜くん?」
キョトンとしている碧。
その顔さえも可愛い。
斉藤は碧の背中に回した手を腰に回し、ギュッと自分の腰に押し付けた。
大きくなったモノが碧の身体に服を挟んで密着している。
それだけで、興奮してしまう自分は変態だなっと考えながら碧の肩ごしに顔を埋めた。
甘い香りが斉藤の性欲を刺激し始め、息が荒くなってきた。
「星夜くん、どうしたの?苦しそう!もしかして、具合悪い?」
性的興奮を具合悪いと勘違いしている碧に純粋さを感じる。
「ねえ、大丈夫?佐々木部長呼んでこようか?」
返事をしない斉藤に心配そうに話かける碧。
息が荒い。さっきから様子がおかしいと碧は感じていたが、まさか自分に発情しているなんて気付いていない。
佐々木部長……。
その名前で、コレって浮気?
なんて思った。
別に付き合ってはいない。
ただ、毎晩泊まりにいって、ご飯を一緒に食べて、セックスする。
でも、昨日はプレゼントを貰った。
その時、凄く嬉しくて……
なのに、いまは碧に発情している。
コレってなんだろう?俺ってふしだら?
「碧………おれ、やばい」
「えっ?なにが?」
心配そうな碧の声。
「チンコ勃ってて外にでれない」
「えっ?えっ?」
碧は一気に身体全体が熱くなった。
「えっちな話したからさ……どうしよう」
斉藤は碧の手を掴み自分の股間を触らせた。
ビクッと身体を震わせた碧を腕の中で感じていた。
碧の手のひら、硬いジュニアがある。
「せ、せいやくん!」
狼狽える碧。
ど、どうしよう。ぼくのせい?
「あの、あの、どうするの?」
「どうしよう………碧、手伝ってくれる?」
「えっ?」
「練習できるよ?西島を喜ばせるテクニック、いま、教えてあげれる」
斉藤は碧の肩から離れて彼の真っ赤になった顔をみつめる。
見つめられた碧は言葉を発せれずにいた。
手伝う?練習?
碧の思考回路は正常に動けず斉藤を見たままフリーズ。
「碧……」
斉藤の顔がまた近付いてきて、唇に触れそうな瞬間、
「や、だめ!」
とようやく身体が動いて斉藤を押し退けた。
「む、無理だよ星夜くん、ぼく、あの、ちひろさん好きだから」
必死に答える碧。
そして、泣きそう。
その姿をみて、「冗談だよ」と笑ってみせた。
泣きそうな碧をみて、斉藤は我に返れた。
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