覚えたばかりの快楽は、碧をゆっくりと支配していく。 「やんっ、あっ、それ、キモチいい………」 西島の指が奥を刺激しながら何度も出し入れされ、次第に碧の腰か揺れるのだが、本人はそれに気付いていない。 ちひろさ………あっ、きもちいい、そこ、凄くきもちいい、です。 碧は身体を揺らして可愛い喘ぎ声を惜しみなく出している。 碧……可愛い！！ 身体を揺らして喘ぎ声を出す彼の姿が可愛らくして、脳内カメラに納める。 もっと、鳴かせたい。 指を抜き、また舌でそこを舐める。 さっきまで汚いから嫌がっていたのに、碧は浸すら快楽に身を任せたようで嫌がらない。 ソコは指と唾液でトロトロになっていて、シーツは大きなだ円を描き濡れている。 足を持ち上げカエルのように広げさせても、どんな格好しているのかさえ、気付かない 碧。 舌と指で交互に刺激され、碧は、 「ちひろさ、ぼく、もう、がまんできない」 と言葉にする。 「ちひろさんのください」 快楽でおかしくなってしまったのか、本能に忠実になったのか、だいたんなおねだり。 「なにを？」 それを知っている西島のエッチな意地悪な質問にも、 「ちひろさんのおちんちん……はやく、いれてください」 と潤んだ瞳で西島を見上げる。 ぐはっ！！ なんて、エロいんだ碧！くそ、ばか！可愛すぎ！！ もっと、エロい事を言わせたくなるじゃないか！！ 「いれて………どうしてほしい？」 西島はそう聞きながら指を中に入れ、中で動かす。 グリグリと刺激され、 「やあっ………はあっ……んっ、きもち、よくして……」 はあはあっと息を荒くさせ、答える。 「気持ち良くしてあげるよ碧」 西島は指を抜くとトロトロになったそこに自分のをあてがう。 ぐっと力を入れる。 穴が広がる感覚に碧がピクンと反応。 入ってくるんだ………ちひろさんの…… 碧は思わずシーツを掴む。 ……ちょっとキツイ…… 解しても覚えたばかりのソコは直には受け入れてくれない。 先っぽでグリグリと押しつけてみる。 「あんっ」 グリグリされて碧が身体をそらす。 「ちひろさん、抱っこ……してくださっ」 碧は西島に両手を伸ばす。 西島は覆いかぶさるように碧を抱き締め、下半身に力を入れる。 グリグリしていた先っぽが中へとゆっくりと入っていく。 ギチギチな感覚。 「あああっん」 碧の中へ少しづつ入ってくる西島のイチモツの感触に碧は声をあげる。 正直辛い。 まだ、慣れていない。 でも、西島を受け入れている喜びと、快楽が辛いのを吹き飛ばしてくれる。 ズズズ、ズズズ、とジワジワくる。 「はあ………おっきい」 思ったままの感想をつい、口にだす。 え、エロ！！碧、そんなエロい事を可愛い声で言うなんて反則！ 先っぽが全部入った。 碧中は狭くて熱い。 西島はゆっくりと腰を動かす。 全部挿れていないが、充分だ。 腰が揺れるとベッドもきしみだす。 ギシギシとスプリングの音。 碧の身体も一緒に揺れる。 「あん、あっ、もっと」 西島の首筋にしがみつき、碧はそう言葉にする。 もっと、ください。ちひろさんの気持ちをください。 「ちひろさん、ちひろさん」 碧の声は次第に荒く興奮していく。 「碧、ほら、俺の動きに合わせて」 西島は背中に手を回して、腰を持ち上げる。 「んっ、んっ、んっ、」 必死に動かす碧。 動かす度に漏れる声。 碧が揺れだしてくれたので、西島のイチモツは奥へ奥へと挿っていく。 西島のイチモツは碧の中で締め付けられ、刺激を受ける。 やばい！碧の中………すごくいい。 「碧………やばい。きもちいいよ」 耳元で囁く。 「ほんと、ですか？ぼくもです」 碧は嬉しそうな声をだす。 西島は動きを早める。 ギシギシとスプリングの音も激しくなっていく。 「碧………あおい……はあっ、……んっ、」 西島は激しく腰を動かしながら、碧の名前を呼ぶ。 碧が気持ちいいと自分の名前を呼ぶ気持ちが分かる気がした。 「碧………好きだ」 何度も繰り返す。 「ちひろさん、すきです」 碧も西島にしがみつきながら繰り返す。 西島は碧を抱き起こすと、座ったままに腰を上下に動かす。 いきなり抱き起こされ、下から突かれ始めた碧は、 「や、これだめです」 と首をふる。 我慢してたのに下から突かれたら。 「だめ、俺もいきそうなんだからやめない！」 と西島は碧の腰を持つ。