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ずっーと、好きです。 15話

後ろの穴が少しづつ広がるのを感じる。 そして、硬いモノが挿ってきた……… 碧はギュッと西島の首筋に抱きつく。 じわじわくる快楽。 「ちひろさん」 しがみつきながら西島の名前を呼ぶ。 はやく、はやく……奥をついて欲しいと思う。 ビリビリくる、あの感触を早く感じたい。 「ちひろさん、じらさないでくださ……い。はやく………奥まで……ください」 甘い声で西島の耳元でオネダリ。 「あおい……」 耳元でオネダリされた西島は碧の顔を見る。 潤んだ瞳で自分を見上げている碧。 紅くなった頬も、甘い吐息を吐く唇もたまらなく可愛い。 「ちひろさん………いっぱい、ついて……」 あおいーーーー!!!! 碧はついて下さいと言うつもりだったが、そう言う前に西島のキスで唇を塞がれた。 西島の舌が絡んできて、オネダリも出来ない。 唾液が絡む音が耳元に届く。 キスも気持ちいい…… 碧は西島の舌に自分のも絡める。 最近、上手になってきたかも!って自分で思う碧。 何度か深いキスをした後、ズンっ!!!と後ろに刺激を感じた。 「あうっ!!!」 つい、声が出た。 その後はビリビリと身体中に快楽が駆け巡った。 ガタガタとテーブルが音を出し揺れだした。 奥を何度も何度もつかれる。 「あっーー!!!あっ、あっー!」 西島の動きが次第に激しくなっていく。 「ちひろさ、ちひろさん、だっこ!!抱っこしてくださ」 気持ち良すぎて西島を求める。 腰を持って動かしていた西島は碧の身体を抱きしめ、そのまま動く。 「あおい……あおい!!」 耳元で沢山、自分の名前を呼んでくれる西島にしがみつく碧。 「……きもちいいです、もっと」 奥にくる刺激は気持ち良くて何も考えられなくなる。 身体がフワリと浮いて、視界が急に変わった。 西島が椅子に座ったから、寝ていた視界が変わったのだ。 「碧、自分で動ける?」 西島のモノを後ろで咥えたまま、彼の上に座る碧。 碧はコクンっ、と頷くと腰を前後に動かし出す。 その動きはまだぎこちなくて、西島の気持ちを煽る。 碧の腰を持ち、彼を揺さぶる。 「あんっ、あっ、あっ…………」 腰の動きに合わせるような喘ぎ声。 「碧、可愛い」 懸命に腰を動かす碧がたまらない。 「次は後ろからついてあげるから、テーブルに手をついて」 「……ちひろさんの抜くの嫌です。このままがいい」 碧はギュッと西島にしがみつく。 「それにちひろさんの顔みれないもん」 くううう!!!あおいーーーー!!!! 西島は碧の背中に手を回し、きつく抱きしめる。 そして、碧の身体を持ち上げるように上下に動かす。 抱きしめられた身体は上下に動かされ、下へ降ろされる度に奥を刺激され、身体中にビリビリと激しい電流が流れるような感覚に碧は激しい喘ぎ声を出す。 「やっ、あっ、あっ、あんっ、ふかい……」 もう頭が真っ白になりそうだ。 西島も碧の身体を動かす度に彼の反応がエロ可愛い過ぎて、それだけでイッてしまいそうだった。 碧の喘ぎ声はまだ少し幼くて、そして、エロい。 惜しみなく声を上げる碧。 エッチは西島が初めてだから、全てに素直に反応するのだろう。 声を我慢するとか、恥じらうとか、そういうのは教わる事がないから感じたままの態度を惜しみなく披露してくれるのだ。 それがたまらない。 そして、西島最大の危機。 もう、いきそう………… ゴムをつけていないからこのまま出すわけには行かない。 身体に負担かかるのは碧。 我慢しようと思うけれど、 「あんっ、ちひろさん……ふかい……あっ、」 動かす度に碧が耳元で煽ってくる。 「おっきい………ちひろさんの……おっきくて……ぼく、いきそう……」 はあはあと荒く息を吐き、そんな事言われたら、昇天しそうやん? 我慢できなくなるやん? 「碧……いっていいよ?」 余裕あるように言ってみると、 「いやです。ちひろさんと一緒にいきたい……」 ってしがみついてくる。 「碧、だめだ、ゴムつけてないから」 「……ちひろさん、ぼく、へいきです……中にください」 碧は西島の顔を見ながらいやらしい事を口にする。 中にくださいって……… くそ!!ばか、碧!!そんないやらしい事言ったら俺はもう……… 「碧………ばかっ!!いく!!!」 西島は碧の身体をキツく抱いて中で射精してしまった。 碧も同時にイッたようで、西島にしがみついて息を整えている。 「ごめん、中に出した」 西島も息を荒く吐きながらそう言葉にする。 「なんで……謝るんですか?……ぼく、気持ちよかったですよ」 「碧に負担がかからないようにしたいのに、ごめん。いつも止まらなくなる」 「………ちひろさんは優しいですね。ぼくはちひろさんに全部預けてるんです。だから、激しくされたら嬉しいし、我慢されたら悲しいですよ?………止まらなくなるのは僕を好きって事ですよね?それなら嬉しいです」 碧はそう言って可愛く笑う。 くそおおおお!!!あおいーーー!!! 「碧って、俺をどれだけ惚れさせたら気が済むんだよ?ばか!!」 西島はそう言って碧をぎゅううう!!と抱きしめる。 ◆◆◆ 惚れさせる…………僕の方がずっと、ずっーと、ちひろさんに惚れてるのに。 凄く凄くうれしい。 ちひろさんを好きになって良かった!! こんなにも優しくて、カッコイイちひろさん。 「ぼく、ずっと、ずっとちひろさん好きですからね!!」 碧はそう言うと西島の背中に手を回す。

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